デルリンの打ち換え 大成功レポート! by a wave sailor "247" 2005/07/xx

こんにちは 仁科 です。

愛用の「アングロ アミグ」、
「デルリンの打ち換え」で 私にとって 最高のボードに仕上がりました!

WAVE SEASON が 楽しみです。



このページでは この改造について報告致します。




  私のアミグ7’8”編 2004/12/24(Fri.) 05:47 

アミグ、ファンの皆様こんにちは。私、身長162体重68キロのセイタJrです。短足、ギター侍 ならぬ ブーム侍。さて、参考までにアミグのデータです。
ストラップの位置は、前足が前から2番目で、足指ジャンケンでグーにしてストラップに足の甲が当たるぐらいカバカバです。後ろ足は、前の穴です。どうでしょう、短足の私にはすごくワイドスタンスなんですが、アミグに関してはまったく気になりません。ちなみにこの位置はジョッシュ社長さんと同じような。ツボは、はずせないんですね!なぜか後ろにずらすのは、いまいちでした。
次に、ジョイントです。ボックスのど真ん中でした。後ろ気味につけると少しふらつき、前につけるとちょっと引っかかってしまい、ジャイブでセイルを返した後、前に体だけ前にぶったおれまくりました。ちなみに社長っさんは、後ろよりでした。最後にフィンですが、ストラップの前のネジから、2センチぐらい後ろで、描きたいターンの大きさで変えていました。後ろが大きな円です。参考までにブーム高さはジョイントパイプからブームの真ん中で114センチです。それではみなさん、ハッピーサーフィンを!
追伸波サイズは、頭セイルサイズは、63,50,45です。40までのせたいのが理想です!次回は7’4”です。質問もくださいね。



  俺のアミーグ7’ にしな 2005/03/15(Tue.) 23:24 

7はアミグシリーズで一番小さい板ということは、どんなに強い風でももこの板ということになります。自分は、きのうまで少しデカイと感じ。ていました、そしてもうワンサイズ小さいのが〜とか思っていましたが、ベストセッティング見つけました。
ジョイントはボックスの前から12センチ、フィンは一番後ろ、ストラップは前が前から2番目、でも何処でもいい感じ。あまり関係無いでした。しかし、ジョイントとフィンを後ろにしたらこんなに変わるとは、自分でもびっくり!確かジョシュもジョイントは後ろめと言ってました。



  デルリンとは?
2005/07/xx 

 「(ウインドサーフィン用)デルリン」とは デッキ上に埋めこまれたフットストラップを固定するためのビス穴。

 一般的には、
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 デルリン:金属に似た特性を持ち柔軟性に富むアセタール樹脂
 デルリンは世界で最初に開発されたアセタール樹脂で、金属に似た特性を持ち柔軟性に富むエンプラです。
 金属と通 常の樹脂のギャップを埋める優れた特性のバランスを持っています。
 1960年の商品化以来、自動車、家電製品、建設、ハードウェア、電子、日常用品などの広い用途で使用されています。
 デルリンは数千にもおよぶエンジニアリング部品で信頼性と性能で高い評価を受けています。
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とのことらしい。

 詳細は こちらをご覧ください。
      EnplaNet Information
      googleでの「デルリン」検索結果



  なぜ「打ち換え」に至ったか? 2つの理由 2005/07/xx 

理由@:
 今回打ち換えた板は[アング ロアミグ]という最新型ショート&ワイド。
 これらの板は膝を使い、直線、ターンともに、前足荷重が基本!
 ところが プロダクションのフロント穴の一番前を使うとスタンス幅が50cm 近くなり、身長162cm の自分にとっては少し広すぎた。

理由A:
 アミグはジョシュアングロと父エドが開発した板。
 162cm の自分に比べると 彼らは「+20cm」「+20kg」で、体格は大きく違う。
 ジョシュのストラップポジション、前足は前から二番目の穴を使っているらしい。
 しかし 自分のように小柄な軽量級は、更に前乗る必要がある!!!
 なぜならは ボード後部のレイルを沈めると 沈み具合はフルレールには程遠く ドリルジャイブみたいな沈み方になったが、ボードの中心部のレイルを沈めると 楽にフルレールを沈める事ができたからです。



  体格の比較 2005/07/xx 




  デルリンの打ち換え状況 2005/07/xx 

 ⇒⇒⇒ 


 改造前の試み 2005/07/xx 

このボードは前後ストラップとも「2個のデルリン」が設けてあり、「前のストラップを前の位置に固定」「後ろのストラップも前の位置に固定」で試してみると スタンス幅は46cm。

 まっすぐ走るだけなら問題ないけど、「スタンス幅:46cm」ではまだ広すぎるので この案は却下。

 それで、打ち換えによって「スタンス幅:40cm」を実現したわけです。



  改造後に得た たくさんのメリット 2005/07/xx 

・コンディション:
 「風:12m/s 〜 15m/s、クロスオン」「波:セットで頭」

・走り:
 オンショアのため風がガスティであったが両足をストラップに入れたままの操作が可能。
 ブームの高さが少し高くできて、マストが立てやすくなった。

・ジャンプ:
 自分のスタンスになった ために膝を始め関節が曲がりやすく、飛び出し/着水がスムーズになった。

・ターン:
 板から重心が抜けにくくなり、常に軸がある感じで無駄な動きがなくなった。

・ジャイブ:
 マストが立っているから楽ちん。



  改造後に感じた 少しのディメリット 2005/07/xx 

・板の後ろが踏めないために、波のかなりホレたところどの返しが 少ししんどい感じ。



  最適スタンス幅の体感 2005/07/xx 

・その場で屈伸してみましょう!

 スタンス幅をあまり広くすると、膝などの関節が曲がりづらく ジャンプしても高く飛び上がることはできません。
 少し狭くすると、良く曲がり 良く飛びますね!



  アドバイス 2005/07/xx 

・前足位置はボードのデザインによって決まっている事が多いので できるだけ打ち換えないように。

・フロントストラップが移動できるなら、テストして前に乗ってみて、どうしてもスタンスが広すぎの時に後ろを前に出してみる。

・ターンが悪いからといって、ストラップを内、外に打ち換えはやめたほうが良い。ターンのやり方に問題あり。

・スタンス幅を換えたら、ブームの高さも換えてみる。
 スタンス幅を広くしたら、ブームは低く
 スタンス幅を狭くしたら、ブームは高く



  改造作業の実施 2005/07/xx 

・自分による作業は無理! 今回は「リペアのプロショップ "東京シーガル"」に委託しました。

・「東京シーガル」では ボードだけでなく セイルの改造も! HPに載っていない改造も 行なわれているようですので、とりあえず電話して相談されるのが良いでしょう。



  打ち換え前の再検討!  よ〜く考えよう! 2005/07/xx 

 打ち換えは良く考えてから 実施する必要があります。

 ●最後に 「成功のポイント」をもう一度!
 >>>
 まず 前足に乗り、次に後ろ足を 自分のスタンスで乗る!
 こうすると調子がいいのです。
 ところが そこにデルリンがない場合、ときは、技術と信頼のあるシーガルでお願いしま

 「東京シーガルでの修理」を検討されている方で もし 私(仁科)に「Q&A」をご希望でしたらは「東京シーガル」にお問い合わせください。  後悔されない様 適切なアドバイスを致します。

 なお 時期によっては 迅速な対応ができない場合がありますが、ご理解ください。



  最後に「成功のポイント」をもう一度!   よ〜く考えよう! 2005/07/xx 

 
 まず 前足に乗り、次に後ろ足を 自分のスタンスで乗る!

 こうすると調子がいいのです。

 ところが そこにデルリンがない場合、技術と信頼のあるプロショップに相談する。


                 ※ 個人差もありますので、自己責任でTRYしてくださいね!



  「スタンス幅」の計測手段 2005/07/xx 

・いくつかの計測手段が考えられますが、本書では 「手段@」での計測値を採用しています。

  手段@:「前ストラップの 後ろのネジ位置」から「後ストラップの 前のネジ位置」までの長さ

  手段A:「前ストラップの中心」から「後ストラップの中心」までの長さ

  手段B: . . . . .



 「Angulo HAWAII」への問い合わせ
( Time Sent : 10/27, 00:58 ) 2005/10/28 

(This e-mail was prepared for Nishina by taKashi OGAWA.)

My name is Nishina, a Japanese, live in Tokyo and windsurfing in Omaezaki.
I would like to have advice from Mr. Josh Angulo, please forward this mail to him.


I have been doing wave sailing with Angulo boards and Ezzy sails, and also there are many windsurfing people using Angulo boards and Ezzy sails around me.
I have all models of AMIGU and CHANGO and some Ezzy sails (3.3, 3.7, 4.5, 5.0, 5.8) .
I am very thankful to you for your development of windsurfing equipment.
But I have a problem of my sailing stance.
If you give me some advice, I am so happy.


for example : AMIGU

I am 162 cm tall and 70kg, very smaller than you.
I understand gaining my weight at the front leg is important to do wave sailing with great feature of this board.
But I have been feeling dissatisfaction with my inflexible moving.
Each strap has two position;
1st Delrins, close to the nose
2nd Delrins, close to the tail
When I used 1st Delrins for front straps and 1st Delrins for a rear strap, my stance was about 46 cm (from the end Delrin of front strap to the top Delrin of rear strap).
This stance was still wider for me.

So I tried to add Delrins for a rear strap, and new my stance is 40 cm.
It helps me to drive the front part of the board, and my moving became to be flexible.

But I wonder . . .
This trial gave me a huge merit, but maybe did I lose something which I could make with tail control?
May I ask you to give me evaluation (merit, demerit and Others) of this trail and other ideas of turning for small people like me.


Best Regards,
Nishina 2005, 10/26



  Ed Angulo からのMSG(抜粋) ( Time Received : 10/27, 02:26 ) 2005/10/28 

Aloha,

I have forwarded your message to Josh and expect that he will give you a good answer.
Thank you very much for your loyalty and support.
We appreciate very much your comments and thank you again.

Much Aloha
Ed Angulo



  Josh Angulo からのMSG(抜粋) ( Time Received : 10/27, 19:44 ) 2005/10/28 

Aloha Nishina,

It seems you have already made the correct choice.
Usually , I suggest to clients to use front insert for back foot.

Thank You Very Much for your valuable feedback and to be a valued Angulo customer.

All Angulo family appreciates your support and we wish you good life and Happy Windsurf.

Aloha,
Josh Angulo